令和７年６月１７日 こども文教委員会 暫定質疑録 （もえぎ台小学校閉校について）

〇議案第９０号　相模原市立学校の設置に関する条例の一部を改正する条例について

（務川）　もえぎ台小学校が廃止となった経緯について伺います。

（学務課）

相武台地区の小学校ではクラス替えができない過小規模校が発生していたため、過小規模校を解消し、子どもたちが多様な考え方に触れることができる望ましい学習環境のあり方を検討するため、地域と保護者の代表者で組織する、「相武台周辺地域小・中学校の学習環境のあり方検討協議会」を平成３０年８月に設置しました。

　検討協議会では、児童数の推計をはじめ、通学距離や自治会区域との整合性などを踏まえ、複数の学校再編パターンを比較検討するとともに、アンケートで保護者の意向を確認しながら１０回の協議を重ねた結果、相武台地区の学校を再編し、もえぎ台小学校を閉校する結論に至りました。

（務川）　地域における検討が進められていた当時、相武台小学校を廃止し、もえぎ台小学校を残す案も出ていたと承知しているが、どのような理由でもえぎ台小学校を廃止する判断に至ったのか伺います。

（学務課）

検討協議会では、通学区域の変更や複数の学校再編パターンを比較した結果、過小規模校の解消が期待できることや、通学距離が長くならないこと、同一自治会区域内で通学区域が分かれないこと、学校再編後の施設規模に余裕があることを理由に、もえぎ台小学校を閉校し、相武台小学校と緑台小学校に学校再編することを選択しました。

（務川）令和8年度から廃止となるもえぎ台小学校の跡地は今後どのように活用されるのか伺います。

（アセットマネジメント推進課）

当該地区は、区画整理事業が予定されており、小学校跡地や建物の利活用も含め、現時点で明確にお答えことはできませんが、引き続き、地域の皆様とともに検討してまいります。

　なお、閉校後３年間は、体育館やグラウンドについて、暫定的にご利用いただけるよう検討しているところです。

（務川）暫定利用期間中に一般開放されるのか、伺います。

（アセットマネジメント推進課)

閉校後も、学校体育施設開放事業と同条件で使用できるよう、現在、維持管理方法について調整を行っているところです。

（務川）現在、青葉小学校の旧校舎がドラマの撮影のロケ地として利活用されているなどしているが、もえぎ台小学校の暫定利用期間中においてもロケ地として開放することは可能か、伺います。

（アセットマネジメント推進課）

閉校後の校舎を維持管理する上で、撮影場として常時開放することは困難ですが、可能な範囲内でご協力できるよう調整いたします。

（務川）暫定利用期間中に校舎に残った机やいすなどの学用品などは今後片づけていくのか、仮にドラマ撮影のロケ地などで利活用される場合、学用品備品等が残っていた場合の方が撮影側にとっては好ましいのではないか。片づけの必要性があるかどうか、見解を伺います。

（学務課）

学校が閉校となった際、校内の物品については、基本的には児童の移転先の学校へ運び、その他の物品についても、他の学校でリユースし、最終的に残ったものは、跡施設の活用の妨げにならないよう処分いたします。

　もえぎ台小につきましては、まだ跡施設の利用方法等が定まっていないため、安全上の問題等がなければ、直ちに処分する必要はなく、撮影等にお使いいただけるものもあると考えます。

（務川）暫定利用期間中は校舎が避難所として活用されるのか。

（アセットマネジメント推進課）　

廃校に伴い、教員等が不在となるため、万が一の際、避難所の開設に遅れが生じる恐れがあること、常時水道が使用されているわけではないため、受水槽の水が飲料水として利用できないこと、こうした課題があることから、閉校後３年以内に、代替施設へ移動することを避難所運営協議会と調整いたします。

　　なお、代替施設が決定するまではもえぎ台小の避難所機能を維持します。

（務川）その場合、学用品備品等の片づけは必要となるかどうか、見解を伺います。

（学務課）

　　避難所の開設・運営にあたっては、基本的には防災備蓄倉庫の物品を使用しますが、机やいすなどが必要である場合には、閉校後ｍの処分せずにお使いいただくことも可能です。